バイモード車両
カテゴリ: 新幹線・車両技術
電化区間ではパンタグラフから集電して電車として走り、非電化区間ではバッテリーやディーゼルエンジンを使って走行できる車両です。 架線がない区間へも直通運転が可能になり、乗り換えの解消や運用の柔軟化に貢献します。
災害時の強靭性とエコな未来
バイモード車両の真価は、災害時に発揮されます。 架線が切断されて停電してしまった場合でも、自前のエンジンやバッテリーで自走して、安全な場所まで避難したり、救援に向かったりすることが可能です。 また、都市部では排ガスを出さない電車として走り、地方の非電化区間だけエンジンを使うことで、環境負荷の低減にもつながります。 JR東日本の「TRAIN SUITE 四島」の専用車両も、このバイモード(EDC方式)を採用しており、最高級の旅を支える黒子技術となっています。
導入の難しさ
電車と気動車(ディーゼル)の両方のシステムを搭載するため、車両価格が高くなり、重量も増してしまいます。 また、メンテナンスも電気・機械の両方の専門知識が必要となるため、現場の負担は小さくありません。 それでも、直通運転による利便性向上効果が高い路線から、徐々に導入が進んでいます。
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