軌間可変電車 (フリーゲージトレイン)
カテゴリ: 新幹線・車両技術
異なる線路幅(軌間)を直通できるよう、車輪の幅を変換できる機構を持った列車です。 新幹線(標準軌)と在来線(狭軌)の両方を走ることを目指して開発されましたが、技術的な課題やコスト面から、日本での実用化導入は見送られる傾向にあります。 (西九州新幹線などで検討されました)
開発断念の背景と教訓
フリーゲージトレインは長年、「夢の技術」として巨額の国費を投じて開発が行われてきました。 しかし、高速走行時の耐久性不足による車軸の磨耗や、メンテナンスコストが通常の車両の数倍になることなど、技術的・経済的課題を解決しきれませんでした。 最終的にJR九州が西九州新幹線への導入を断念し、事実上の開発凍結となりました。 この事例は、「技術的に可能でも、経済的に成立しなければインフラとしては採用できない」という厳しい現実を教えてくれます。現在は、同じ目的を達成するための代替手段として、乗り換え利便性の高い「対面乗り換え方式」のホーム整備などが進められています。
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